恋する彼らは、美しい。

私にBLを読ませたものがこちらになりま〜す

【甘くて切ない】 ✍︎月村奎先生

 

こんにちは〜!今日も預金通帳とのにらめっこ楽しんでる〜!?

 

というわけで、今回読んだ作品はこちら!ジャン!

 

 

 

【甘くて切ない】

✍︎月村奎先生

 

学生腐女子の保健の教科書、BL小説様!大変ご無沙汰しております!

まず挿絵のページ数・箇所を確認、そのシーンは授業中の机の下で消化。そして数日後、約束の人気の無い場所で怪しげな紙袋に入れた状態で受け渡しをしていた姿はさながらヤクの密売人だったあの青春の日々…。あれから道を踏み外したまま………あ、踏み外しっぱなしだった☆テヘペロ☆俺たち、いつから大人なの?

 

まあ、安心してください、未来の自分へ。

 

数十年後のお前は浣腸シーンを真顔且つスピーディーに読めるようになっています。

 

外道を歩いても人って進化できるんだ!「どんな思い出も、ぜんぶ宝物」ってクズでニートな六つ子も言ってた!(この文章中にもう一つコピーが隠れているよ!探してみよう!そして3/15は劇場に行こうな!)

 

 

 

 

 

さて、思いっきり私情を挟んだついでに今作を読んだのも思いっきり私情なので聞いて欲しい。

 

 

実はこの作品な、受けちゃんの家庭環境がまるで我が家の生き写しなんだ…。

(あれ、私、もしかして次元違いの兄がいる?)

 

あらすじは各々ググっていただくとして、ざっくり説明すると本作は『両親が不仲のくせに元気良くセックスしてたところを見てしまった挙句、独り立ちしても万単位で母親に金せびられる受けが恋をするBL』です。

 

 

 

いや、普通に9割方の字面が惨劇。

 

 

 

でもいるんですよ、そういう家に生まれた奴が。私です。

 

 

 

そんなわけで今回の感想文は私の体験談も交えて書くので、当事者の目線からの意見を聞きたい方はご覧ください。それ以外の方はおもち先生の次回作にご期待くださいね!

某ちるサイトで、「所詮はフィクション」って思いながらも熱心なレビューを書いてた幸せな腐女子さんに、今作がまるでノンフィクションだった私が全面協力で特別説教!地獄の沙汰へようこそ!お出口は右側です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…あれ?こちら地獄への片道運行ですが宜しいですか?そうですか。さては変態だなテメー。

改めまして、ブラウザを閉じなかった物好きな皆さん、こんにちは。今日も他人の不幸で心の空腹、満たしてますか!?

さて、ここまで読んでいただいているということは、本作を読んでこう思ったからではありませんか?

 

 

 

 

 

「どうして律くん(受)はあそこまで母親に囚われているの?」

「あんなクズ(受の母親)、早く見放せば良くない?」

「で、あの大型ゴミ(受の母親)は燃えるゴミの日に出せばいいんだよね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

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たださえ読んでてイライラしたのに、結局母親には何の天誅も下らないまま終わってしまった。恋愛面はハッピーエンドだったけれど、結局律くん(受)自体は全く救われてない。うんうん、なるほど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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でもね、考えてみて?私ら、読んでてしんどかったじゃん?てことは、だよ?書いてる方、もっとしんどくない?

 

思うに、多分月村先生、シンプルに横室親子(受親子)書くの面倒になったんだと思うんですよね(笑)「マジでこいつ(受)、あと何ページ溶かせば、積んだ徳で幸せ実装できんの」みたいな。で、安直に“幸せ=好きな人とのホモセックス”という禁断のカードを切ってしまった。

 

 

 

いやそれ一番あかんヤツ〜!(床を拳で叩きながら)

 

今更そんなお手軽な幸せで満たされる無課金ユーザーじゃねぇんだ!納豆は!もう!!大豆には戻れねぇんだ!!!!!

 

 

 

そんな皆さんの心のレビュー、私が受け止めました。

でも大丈夫!このブログはきっとあなたのイチジク浣腸になることでしょう!(?)

 

 

 

ではまず横室親子(受親子)の歪んだ関係をメンテナンスしていきましょうね。

ここからは本格的に私の体験談を割と真面目に書いちゃいますので、少しでも読みやすいようにアンケート形式でお答えしていきます。ま、気楽に読んでってー。

 

 

 

 

 

 

 

Q1.「律くん(受)は何故母親の言いなりなの?着拒知らないの?」

A.「拒絶すればたちまち孤立無援な四面楚歌、それが両親不仲に産まれた一人っ子の宿命なのさ…」

 

 

 

ここで重要になってくるのが「一人っ子」という設定。ちなみに私も一人っ子。

 

 

 

一人っ子って“人付き合いが難しい”って言いますよね。

それは、人との関わり方やその中での自分の感情の出し方を、まずは両親同士のやりとりの中で“見て覚えていかなければならないからだ“と私は思います。

 

父が母に頼られる。母が父を支える。

 

それを見て、人と付き合っていくことの必要性や責任感を覚える。

 

 

 

ただ、両親が不仲だとどうでしょう。

全ての矛先が『子供』に向きます。

 

父は子供を頼り、母は子供に支えられる。

 

すると子供は必死に大人と同じように人間関係を築こうとします。何故そんなことをするのか?

 

 

 

それもまた「両親が不仲だから」です。

 

父は母に愛想を尽かし、母は息をするように父の悪口を言う。

母親に冷たくあしらわれて寂しそうな顔をする父親も、父親に満たされない母親も救ってあげたいと思うんです。たったひとりの、家族として。

どちらの味方でもいてあげたい。その為には、どうしたらいいんだろう。

 

 

 

そして全てを自分で考えるようになった。

自分で考えるしかなかった。

人と気持ち良く接していく方法。

自分と接することで人が笑顔になる方法。

 

 

 

でも、上手くいかず人を不快にさせてしまった時、それは自分が考えて行動したことに対しての失敗となる。

つまり、常に何でも自分のせいになる。

 

 

 

律くん(受)は母親の機嫌を取ろうと必死でしたね。

しかし、どんなに手を尽くしても対人関係を友好に保てない。

 

これはもちろん母親の問題なのですが、律くん(受)は「自分が至らないからだ」と思い、「自分がもっと頑張らなければ…」と策を練ってしまいます。

 

その思考は癖になり、誰に対しても常に脳みそフル回転で最良の選択をし続けなければならないので、人と関わると疲労を感じることが多くなる。

すると、何も考えたくなくなるので、その人の求めることを叶えるようになる。

 

 

 

それが紛れも無い正解だから。

それを与えさえすれば、考え、悩まなくていいから。

 

 

 

だから言いなりになるんですね。あくまで側から見た構図ですが。

こちらとしては最善の身の守り方なんです。自分も相手も健康的に丸く収まる唯一の方法なんです。

 

 

 

 

 

 

 

Q2.「何で母親はあんなにクソなの?息子がATMにでも見えているの?」

A.「母親の精一杯の甘えなんです…方法がクソなだけで…」

 

 

 

あンの母親〜〜〜!ホンットイライラしますよね〜〜〜!

いくらやっても金はせびるし、いくら優しくしても完全無欠の冷酷対応。

人間の感情許容量、ザルなの?ペッパーくんだってもっとマシなコミュ力常備してるけど。早く部屋の隅っこで項垂れててほしい。

 

 

 

さて、皆さん。あの母親のことをジックリ見てください。

 

 

 

母親の方が子供に見えてきませんか?

 

 

 

構って欲しいから人を困らせる。自分のことだけ考えて欲しいから我儘を言う。

そう、あれ…あの言動……。

 

全て 甘え なんです………。

 

 

 

 

 

 

 

いや!もうちょっと方法なかったかなぁ!?歪んだ愛もほどほどにして!?

 

そう、あの女ども。別に本気でお金が欲しいわけじゃない。

ただただ構って欲しい。お金という可視化できる精神的脅迫で縛って自分の側に置いておきたい。寂しさを素直におしゃべりできない神聖クソ親かまってちゃん。そう、それだけ。クソが!!!!!(エコー)

 

かく言う私も、母親にお金をむしり取られ続けた被害者でした…マジで金返せ…。

 

 

 

私の両親は既に離婚しており、私と母、それぞれの賃金を家に入れていました。

私は定額制。母はそれに応じて足りない分だけ出していたので変動制。

同居時7万、耐えきれず家を出ても愛犬をダシに脅されて5万入れてました。

もちろん母にとってはただの生活費なので、入れているお金に感謝もなければ、むしろ遠回しに早く払えよアピール。

 

 

 

いや!!!私も給料日が月末だと何度言えば分かる!!?

 

 


そして母親は余った賃金があれば個人の資産運用。

「今月は生活費余ったよ〜♪」って言ったかと思えば私を誘って外食三昧。

 

 

 

おい!!!ナチュラルに人の金で焼肉食ってんじゃねぇ!!!

 

 

ちなみにこの後母親とデトロイトデスバトルと繰り広げて、値下げ交渉に成功。実家の愛犬の為に使って欲しい金額だけを家に入れているわけなのですが、その際全ッッッ部ぶちまけたんです。

 

 

 

・余ったお賃金でテメェだけ老後の蓄え作ることに罪悪感はありませんか?

・人の金で食った寿司は美味しかったですか?

・“悪気”という感情を母親の腹の中に置いてきた自覚はおありですか?

 

 

 

母「ないです。」

私「……あっ、な、いんですか……………」

 

構って欲しくて「お金頂戴」って言ってただけ。別にそれが目的ではない。つまり私達が支払ったあの金はご好意のお金…。同意の上での振込…。親という自分の創造主に対するお布施…。

 

 

 

んなわけねぇだろ!!!頭沸いてんのか!!!!!!!

 

 

 

構ってちゃんもここまでくると病気です。用法・用法を守って正しく接しましょう。

ちなみに距離を置いても悲劇のヒロインぶって全ての責任と原因と怒りをぶつけてくる馬鹿もいますが放っておきましょうね。ちなみに私の母親も最初そのような態度を取っていましたが、距離を置いて冷静に考えて父親との二の舞を踏みたくなかったのか、見違えるように優しくなりました。今は良き親子関係を築いています。

 

 

 

 

Q3.「普通あんなに横暴な態度取れる?仮にも母親でしょ?」

A.「聞いて驚け…あの態度、母親にすると無意識なんだよ…信じられるか…?」

 

 

 

先刻のデトロイトデスバトルの際に母親は私に尋ねました。「お母さんのこと信用したことある?」と。

私の答えはもちろん「え………あるわけなくない………?」。え、あるわけなくない?(正気)

 

 

 

 

律くん(受)の母親も、私の母親も、前世は悲劇のヒロインだったんでしょうね。

 

とにかく『悪口』が多い!何かを褒めてるところを聞いたことがない!口からネガティブ!口内に悪魔でも飼ってんのか!

 

口を開けば父親がいかに劣等な人間かを語り、友達ママさんの許せないところを愚痴り、私の容姿も貶す。あ、テメェが悪魔だったか。

 

 

 

手違いでここまで読んでしまった、彼女との関係に悩んでいるそこの君。よく聞きな。

 

女って生き物はまず最初に感情が出る。だから基本的に自分の発言に責任は生じていない。機嫌で相手に気持ちを伝える生き物なんだ。「察して」がいかにこの世の難問かを彼女らは理解していない。東大王でも解けないレベルだろう。ふざけんな。

 

 

 

だからあなたが傷つけられたその発言、記憶にありません。さっさとゴミ箱に投げましょう。それ、ゴミです。

 

つまりは律くんの母親の発言は基本的に全て無意識。とりあえず口から出た。そのレベル。

 

 

 

私の母親もあんなに父親の悪口を言い、劣悪な扱いをし、不機嫌一辺倒で通してきたにも関わらず、別れる時には「私、あなたのこと愛しているのよ!!!!!」と大号泣していたんです。

あれは自分の行く末を案じて言った言葉ではなく、本音だったと思います。あそこまで自分を取り乱して感情を爆発させる母親、初めて見ましたから。

 

 

 

で、私言ったんですよ。

 

「あそこまで悪く言ってた人間に実はこうだったって縋りつく姿見て“みっともねぇな”って思った日からお母さんのこと信用するのはやめようって思ったんだよ。」って。

 

 

 

 

 

 

「そんなに悪口言ってたっけ?????」

 

 

 

はい出たー!ね、言った通りでしょ!?女なんて所詮そんなもんなんですよ!!!!!

 

律くん(受)の母親も「そんなこと言ったっけ?」って言う場面あったかと思いますが、あれは正論でねじ伏せられそうになった場面を切り抜けたいのもあります。

が、正直覚えていないんです。今はあの時の感情じゃないから。

あの時の自分は確かに言ったかもしれないけれど、今の私はその感情じゃないからその発言を蒸し返されても分からない。

 

 

 

 

 

(♯^ω^)それは死をもって償うということでいいのかな?

 

 

 

 

 

私は見た目は母親、中身は父親に似ています。

なので、基本理論的に話します。感情は二の次。まずは結論を急ぐタイプ。

律くん(受)も男の子なので、私と考え方が似ているはずです。

 

ただ、母親は感情第一主義。何の脈絡もなく、話の終着点がまるで読めません。

それに付随する圧倒的不機嫌。もう手に負えない。手に余る。

 

 

 

そう、母親が何を言っているのか分からないのである………!

 

 

例えるなら永遠と理不尽なクレームに対応している感じ。何に怒っていて、何をして欲しいのかまるで分からない。感情任せの空前絶後の理解不能会話劇。それ日本語だよね?

 

で、おっかねぇからとりあえず言うことに従っておく。

Q1に通じるものがありますね。

 

 

 

 

 

と、まあ、ここまでで既に軽く6000文字なんですよ(笑)読んでくれたみんな、ありがと〜。そしてお疲れ様〜。第1クール、終了です。

あ、今回は制作の都合上クール分けることにしました。だってこれ書き始めて1ヶ月近く経ってるんだぜ!!!(アヘ顔ダブルピース)

 

次回は「両親の真夜中の仲良しを見た子供の困惑と傷跡」と、「あの攻めっ……!明らかに犯罪係数200オーバーなのにドミネーターが反応しないだとっ………!?」の2本立てでお送りします。放送開始日は未定です。仕事が終わんねぇんだぜ、クソが。

 

 

最近の日本人は活字を読まなくなったと言われていますが、ここまで読めたあなたの国語力、まだまだ捨てたものじゃありませんね!それがこんなブログじゃなくて新聞だったら人間力も上がってたかもしれないけどね………でもまた読んでね。

 

 

 

では、またね。